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【武庫川女子大学】SDGsの取り組みはチャレンジの象徴!!6人の学生に映った企業の姿

みなさんこんにちは、goomee編集部です。
SDGs活動に取り組む大学生の方への取材、第2弾です。
今回は兵庫県が主催している「大学生が企業のSDGs PR動画を作ってみた」に参加されました武庫川女子大学へ取材させていただきました。
記事を読んでいただく前に是非、学生が制作したPR動画をご覧ください。

兵庫県ではSDGsに取り組む企業の視野拡大とSDGsに積極的に取り組む中小企業の魅力を多くの学生に発信することを目的として、「学生と描くSDGsプロモーション事業」が行われています。その中で学生が県内企業を訪問・取材し、学生目線で企業のSDGsの取組PR動画を制作するというプロジェクトを行っており、今回取材を受けてくださった武庫川女子大学の6名の生徒たちが本プロジェクトに参加されました。
「ひょうごSDGs Hub」公式サイト:https://hyogo-sdgs.com/sdgs_promotion2023/
今回取材にご協力いただきました武庫川女子大学の社会情報学部の皆さん
重田 桃歌さん 岡田 璃音さん  白江 まほろさん 徳山 華菜さん  西村 萌さん  吉田 咲葵さん

1番の決め手は社長の人柄!!

goomee編集:中村

早速ですが今回、動画制作プロジェクトに参加することになったきっかけを教えていただけますか?

重田さん

先生から「学生と描くSDGsプロモーション事業」のお話を教えていただいたことがきっかけでした。
SDGsについて見たり聞いたりするけどあまり詳しく知らなかったのと、学校生活で外部の方と関わらせていただくチャンスでもあったので、今回の動画制作はいい機会だと思って参加したのがきっかけです。

goomee編集:中村

確かに学校生活中は、外部の方と関わる機会って多くないかもしれないですね。
ちなみに今回の動画制作をされた企業はどのようにして決められたのですか?

岡田さん

それぞれの企業の社長さんから3分間プレゼンしていただいた後、学生がそれぞれ、気になった企業を選ぶ仕組みです。
私達は、はだしの家さんの社長さんの人柄が一番印象的だったのと、「この社長さんと一緒に制作出来たら楽しいだろうな」と思ったのがきっかけで、第一候補をはだしの家さんに決めました。

goomee編集:中村

第一候補が通ったんですね。
ちなみに候補が被ってしまった場合は・・・・

学生一同

くじ引きです(笑)

最初は遠い存在だと思ってました・・・でも

goomee編集:中村

皆さんはSDGsに対してどのような印象をお持ちでしょうか?

徳山さん

SDGsって聞くと、絶対に何かボランティアに行かないといけないとか、何かを絶対に達成させなきゃいけないという重いイメージがありました。

白江さん

私は、電車に乗ってる時に会社員の方が胸のところにSDGsのマークをつけているのを見て、偉い人がしているお堅いイメージがあります。

吉田さん

大学生になってからSDGsという言葉をよく聞くようになって授業でも習うんですが、目標の中に海の豊かさを守ろうとか出てきたときは、壮大すぎてSDGsに対してハードルが高そうだなって印象です。

goomee:編集中村

なるほど、SDGsって普段身近に聞くけど、皆さんにとっては遠い存在に感じられてるんですね。
ではそこから今回の動画制作を通してSDGsに対するイメージに変化はありましたか?

西村さん

取り組む前は、難しい上に「自分ひとりで取り組んだところで・・・」と感じていたのですが、どんな小さなことでもSDGsにつながっているように感じたので「1人でも取り組みに参加していけるかな」というように変わりました。

岡田さん

壮大な部分もあるけど、身近にできることもたくさんあることが分かってSDGsに対するハードルが下がりました。

西村さん

SDGsってエコのためにやるイメージが強かったのですが、今回のはだしの家さんの取り組みで、余った建築物の端材を使った地域交流イベントを企画して、地域の人とつながる取り組みをされているのを知って、SDGsはエコ活動以外にも目標達成につながることが分かりました。

徳山さん

少し皆さんと似ているところがあるのですが、今回の企業さんは自然環境にいい素材を使って居住者へ快適に過ごせる建物を提供することで、住みやすい街づくりにつながるところとか1つの取り組みに複数の目標達成につながっていくのを知れたのは良かったです。

私が取り組むSDGs!!

goomee編集:中村

イメージが変わったついでにお聞きしたいんですが、皆さんの日常生活でSDGsに対する取り組みがあったら教えてください

吉田さん

買い物にエコバッグを持つようにしています。
動画制作前から無駄なものを減らしていく考えはあったのですが今回の動画制作や、他の学校の作品を見て自分の中で意識が少し変わったのかなという風に思いました。

西村さん

元々、水筒を持ち歩くようにしていたのですが動画制作に携わってからも日常生活で何気なく自分のやってきてたことが、世の中のSDGsに貢献できているんだと実感しました。

白江さん

私はSDGsに対して今まで意識してこなかったのですが、今回の動画制作を通して「自分にもできることがないかな」と考えたときに「これなら自分もできそう」と思って、自宅で飼っているウサギの糞を菜園の肥料として利用しています(笑)

goomee編集:中村

すごい取り組みされてますね(笑)
今回のプロジェクトを通してしっかり実践されている皆さんの行動力に感心しました。

私たち、○○な企業に魅力を感じます

goomee編集:中村

今回、SDGsに取り組まれてる企業と関わってみた感想をお聞かせください。

岡田さん

就職活動のときにそれぞれの企業のSDGsへの取り組みにも注目しようと思うようになりました。

重田さん

はだしの家の社長さんは「なんでも挑戦しよう」というスタンスで私たちの意見もすごく聞いてくれましたし、取り入れようとしてくれていたので一緒に動画制作していて楽しかったです。
はだしの家さんのような姿勢でSDGsに取り組まれてる企業がチャレンジ精神のある企業なんだと思います。

白江さん

SDGsそのものに対する考えよりもSDGsの取り組みに対して誰がどんな風に考えていて、それを「どうやってみんなで取り組んでいくのか」を考える企業に魅力を感じるようになりました。

重田さん

社長が一人で取り組んでいることに社員が振り回されるのではなく、はだしの家さんのように社長と社員が一丸となって取り組む環境が整ってるほうが働きやすいのかなって印象です。

goomee編集:中村

なるほど、皆さん今回の動画制作を通して企業のSDGsの取り組みの姿勢に好感を抱かれてるようですね。

私たち、もっと企業と関わりたいんです!!

goomee編集:中村

最後に今回のプロジェクトを通して何か世の中に向けて伝えたいことはありますか?

吉田さん

今回のように一つのテーマで、企業と学生が一緒に考えてつながれるイベントがもっとあればいいのにと思います。
学生にとっては企業のことを知れる機会にもなるので。

徳山さん

最初は、企業と関われることにワクワクしていたのですが(企業への)堅いイメージもあって緊張しました(笑)
今回、企業と関わってみて学べることも多くありましたのでもっと積極的に企業と関わってみたいです。
きっかけの「堅さ」を取り除ければ関わりやすくなるのかなと思いました。

goomee編集:中村

確かに企業と関わることってスーツを着たりしてお堅いイメージがあるのかもしれませんね。
私達も企業との関わり方に対するイメージを変えるように頑張らないといけないところです。
皆さん本日は取材にご協力いただきましてありがとうございました。

学生一同

ありがとうございました。

学生が感じる「素敵」に大人が応える時代

▶今回の取材には、社会情報学部 教授 大森いさみ様にもご同席いただきました。
goomee編集:藤田

企業の活動そのものがサステナビリティをつくっていくというメッセージが世の中に届いていない中、このプロジェクトで中小企業がそれに取り組まれていることを学生たちが理解されてるのを聞いて安心しました。
企業のSDGsの取り組みが学生にとってチャレンジの象徴として映ったことが印象的で、このメッセージはgoomeeが世の中の経営者たちに伝えていかなきゃいけない言葉だと思います。

大森教授

今回、学生たちは、SDGsベースで企業活動する事が「企業の成長」という気づきを得たことで、そこに参加することは自分たちの成長につながると感じ、SDGsを自分ゴト視点でみるようになったのだと思います。

goomee編集:藤田

このプロジェクトすごいですね!
学生さんの皆さんにそう思わせれることができたことがまさにこのプロジェクトのゴールといっても良いと思います。

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大森教授

SDGsって偽善的という風に大人が見てしまうところはあると思うんですが、学生はそんなに斜に構えて見てなくて「素敵だな」と思ったことに反応するのが今の学生の特徴だと思いますね。

goomee編集:藤田

本当は、SDGsがベースでなくて、「素敵」であることがベースと考えなくちゃですね。
このあたりのお話、企業の皆さんは目からウロコなんじゃないかなぁ
ご協力いただきありがとうございました。

あとがき

今回の取材で感じたことは、SDGsに対して意識していた人・してなかった人に関わらず実践されている皆さんの行動力に感心したのと、今回のプログラムには、SDGsに対する意識と行動を変えるぐらいの力があったことが素晴らしかったですね。
学生の方々も仕方なく取り組んでいるわけではなく、前向きに取り組まれているのが印象的でした。
企業が取り組むSDGsの姿勢から学ばれた結果だと思います。

大森教授そして武庫川女子大学の皆さん本日は取材にご協力いただきありがとうございました。

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