【神戸親和大学】新たな働きがいを発見!?
みなさんこんにちは、goomee編集部です。
SDGs活動に取り組む大学生の方への取材、第3弾です。
今回は兵庫県が主催している「大学生が企業のSDGs PR動画を作ってみた」に参加されました、神戸親和大学へ取材をさせていただきました。
記事を読んでいただく前に是非、学生が制作したPR動画をご覧ください。
△画像をタップして掲載元へ移動します。(4年生チームの作品)
△画像をタップして掲載元へ移動します。(3年生チームの作品)
兵庫県ではSDGsに取り組む企業の視野拡大とSDGsに積極的に取り組む中小企業の魅力を多くの学生に発信することを目的として、「学生と描くSDGsプロモーション事業」が行われています。その中で学生が県内企業を訪問・取材し、学生目線で企業のSDGsの取組PR動画を制作するというプロジェクトを行っており、今回取材を受けてくださった神戸親和大学の7名の生徒たちが本プロジェクトに参加されました。 |
今回取材にご協力いただきました神戸親和大学の皆さん
石井 静さん 小田垣 里奈さん 岩井 こころさん 本岡 結依さん
石川 玲奈さん 吉本 真緒さん 荻野 由美さん
インターシップはハードルが高い!?
このプロジェクトに取り組むきっかけって何かあったんですか?
先生にお声がけしていただきました!(笑)
じゃあまさに今、選ばれし者が集まってるんですね!!(笑)
声をかけられ、受けようと思ったのはどうしてですか?
就職活動が始まる前のタイミングだったということもあって、企業について知ることが出来て、自分の視野も広がりそうなプロジェクトだなと感じたことがきっかけです。
また就職先をどうするか悩んでいる時点で、インターシップに参加するのはハードルが高いと感じたので、もっと気軽に企業と関わる機会があればと思っていたため、参加を決めました。
こだわりとSDGs の両立
なるほど~皆さん元々企業に興味はあったものの、関わり方をどうしたらいいのか分からず悩んでおられたのですね!
実際取り組んでみて、どういうところが魅力的でしたか?
神戸酒心館さんは、酒造りの工程を変えてまでSDGsに取り組まれており、SDGsへの熱意を強く感じました。また、味へのこだわり×SDGsを両立させる工夫や努力を社長さんや社員の方々から直接聞くことができる、貴重な経験ができて本当に良かったです。
プロジェクトに取り組む前は、企業の方がどんなSDGs活動をしているのかを知らずにいたんです。
ですが、企業の方達と実際にお会いしながら、想いや狙いを聞けたことで、より理解を深めることが出来て大変良い学びになりました。
お2人とも実際にお話を聞けたことで熱量や細部へのこだわり、会社の雰囲気を深く理解できたことが一番大きな収穫だったんですね。
私は主に動画制作をメインで取り組みました。
神戸酒心館さんは地域との繋がりも大事にされていたこともあって、動画で伝えたい事が沢山あったんです。
でも、その中でどのように取捨選択し、情報整理するかを考えることで、動画制作の難しさやSDGsについての両方を学べたように思います。
「SDGsってよく聞くけど、よく分からない」という方にも伝わるような動画制作を心掛けて、そこに携わる魅力的な「人」を紹介するなど、会社のことがより身近に感じてもらえるように工夫をしました。
SDGsについては、学校で習っていたので理解はしていましたし、以前から「企業のSDGs活動が大事になってくる。」と授業で聞いて興味はあったのですが、実際に企業がどのような取り組みをしているかなどは全然知りませんでした。
企業インタビューに行くとなった際は緊張してガチガチに構えてましたが、実際行ってみると、社長さんも物腰が柔らかく、社員さんも親しみやすかったです。
ただ仲が良いだけではなく、皆さん誇りを持って互いに高め合う姿をみて「入社後も成長できる企業」なのだと感じました。
実際にお伺いできたからこそ、理解したことが沢山あり貴重な経験ができて本当に良かったです!
私はSDGsというと、環境を守るとか、なにか大きいことをするというイメージが強かったんです。
でも今回、企業のSDGs活動について直接お話を聞けたことで「意外とSDGsは身近にあるんだな」ということを学べたように思います。
学校でSDGsの授業があるんですね!
しかも企業目線のSDGs活動を教えてもらえるなんて、教育も時代に合わせて変わってますね!
企業HPだけでは魅力が伝わらない!?
今回のプロジェクトは、珍しい取組みが素敵だなと思ったのと、インタビューやプレゼンのスキルを高めたいと思ったことがきっかけで参加させていただきました。
参加してみて思ったことは、実際にお話を聞いてみないと気付けない魅力がたくさんあるということでした。企業のSDGsってHPを見ないと載っていないので、学生の私達には情報不足だったんです。企業の方達に直接お会いして、お話を聞いたからこそ感じる魅力があるということに気付けたことが一番の学びになったと思います。
なるほど~。確かに企業のHPを見ただけだと、会社の良い雰囲気や仕事への熱量、素敵な職場環境などは伝わってこないですよね。
実際にお伺いすることで、より企業の魅力が伝わったという意見が多い印象です。
今回の取り組み後、よりSDGsを意識することはありましたか?
私は神戸酒心館さんにお伺いしたんですが、SDGsに特化した「エコゼロ」というお酒に興味を持ちました。
今回のプロジェクトに取り組んでからは、普段買うものもSDGsや環境に配慮した商品を購入するようになりました。
すごい!!SDGsへの意識が高くなったんですね!
私は神戸酒心館さんで務めている方達のお話を聞いて、「働きがい」と「SDGs」に強い繋がりを感じました。
このことがきっかけで、就職活動の際には気になる企業の仕事内容や待遇の他に、どんなSDGs活動を行っているかなど、どのように世の中に貢献しているかを調べるようになりました!
自分の働きによって環境や未来が良くなっていくことを実感できれば、新しいやる気や働きがいを感じることができると思っています。
私は足立織物さんにお伺いする前は、商品やSDGs活動に魅力を感じていたんですが、実際にお伺いしてみて「地域との繋がりや働く人」にも凄く魅力を感じたんです。
ただそれは実際に行って、話してみないとわからない部分だと思いました。
なので就職活動する際など、企業のどこに着目すればいいのかを改めて考え直すいいきっかけになったように思います。
このプロジェクトに参加したことで、企業のSDGs活動に着目するようになったんですね。
また「SDGsが新しい働きがい」とは、すごく面白い意見&発見です!!
プロジェクトに参加するまでは、普段企業と関わることがなかったので「企業ってめっちゃ怖い」というイメージがあったんです、、、
ただ実際に行ってみたら皆さん大変親しみやすく接していただき、すぐに緊張が解けました(笑)
働く上で人間関係って凄く大事だと思ってたんですけど、足立織物さんに行ってより大事さが分かりました。
足立織物さんのどのような人間関係が魅力的に感じたのでしょうか?
社長さんと社員さんでは、立場の違いから社員さんからは意見がしにくいイメージがあったんです。
ただ、足立織物さんでは良い意味で上下関係がなく、お互いに意見を持って、しっかりと話し合っている印象がありました。
その方がよりお互いを高め合えますし、全員で考え抜いて商品を作っていく「チーム」という感じがして、すごく魅力的だなと思います!
意見が言いやすい雰囲気を作ってくれるのは良い会社ですね~。
弊社もそんな感じの関係です!(笑)
私も企業や社長さんに対して「怖い・遠い存在」というイメージだったんですけど、実際はチームワークが良く、とても魅力的に感じました。
実際に見てみないと分からないことが沢山あり、貴重な体験ができて良かったと感じています!
もしも、自分が企業のSDGs担当者になったら?
皆さん、もしも自分がSDGs担当になったらどんなことをしてみたいとかありますか
私はアパレル業界に就職したいと考えているので、アパレル業界のSDGs担当になったら、不要になった衣類の回収BOXを店舗以外の街中や生活の中の一部として設置したいと思います。
日本酒のラベルって凄い大事な部分になってくると思うんですが、神戸酒心館さん「エコゼロ」はラベルがないんです。
私も「これはSDGsと無関係かな…」という思考を無くし、今まで着目してなかったような細かいところなどにも、SDGs当てはめれるんだよってことをPRしたいです。
私は、まず企業との繋がりをつくる為に工場見学や人に触れてもらえる機会をつくるイベントを企画したいと思います。
イベントのお話いいなと思っていて、私は福祉業界に就きたいと考えているのですが、福祉業界に親しみを持っていただけるようなSDGsのイベントなどをしたいと思います。
育事休暇をいただくのが申し訳ないというお話を聞いた事があるので、「お休みをいただいて申し訳ない」ではなく「また絶対にここで働きたい」と思ってもらえるような職場づくりをしたいと思います。
私は地域の人からも愛される企業になるように、まずは地域で参加型のSDGsのイベントなどをしたいと思います。
私は食品関連の企業に就きたいと考えていたのですが、今回の取り組みで「社内の雰囲気が良い企業で働きたいな」という意思が明確になりました。
食品関連だと既に色々なSDGsを行っていると思います。
今回の取り組みをきっかけにSDGsにより興味を持てたので、今後たくさん企業のSDGsの取り組みや姿勢について勉強し、知識をつけ「得た知識の全てを活かせられるような職場環境」にしたいと思います。
勉強の為にも、今後はたくさんの企業に関わってみたいです!!
地域イベントという意見が多かったですが、今回の取り組みでより企業の魅力が伝わったのと【地域企業×人との繋がり】が会社の存続に関わってくるという部分を学ばれた結果なのかなと思います。
もっと企業と人との繋がりを活性化して、サステナブルな世の中になるといいですよね!
本日は、取材にご協力いただきありがとうございました。
取材を終えて…
今回の取材で感じたことは、皆さん今回の取り組みで「新しい働きがい」を発見し、全員が今後も積極的に企業と関わりたい!と前向きな姿勢だったことに感動いたしました。
また本文では書けなかったのですが、動画公開後に足立織物の社長が涙ながらに「こんな素敵な動画制作をしてくれて有難うございます。」と学生の皆さんに感謝する場面があったようで、企業の方も学生さんも本気で取り組んでいる素敵なプロジェクトだなと感じました。
神戸親和大学の皆さん、快く取材にご協力いただきありがとうございました!
goomeeメンバーの声
私は初めて大学に取材させていただいたんですが、想像以上に学生の皆さんが、インターシップや面接以外でも沢山の企業と関りを持ちたがっていることが分かって驚きでした!
企業も学生も気軽に交流する機会が増えれば、就職や採用の在り方も変わってきそうです。