【甲南大学】みんなはSDGsとどう関わる?私がSDGsを通して伝えたいこと。(後編)
みなさんこんにちは、goomee編集部です。
今回は大学生取材の企画、第4弾の後編になります。
前編では、田中さんのSDGsに向き合う姿勢や企業の魅力を伝えるために工夫したことなどついて書いています。
この動画プロジェクト以外にも、積極的にSDGsと向き合っている田中さん。
もともとSDGsへの関心が深かったようで、お話がとても盛り上がったのを思い出します。
それでは後編をお楽しみください。
兵庫県ではSDGsに取り組む企業の裾野拡大とSDGsに積極的に取り組む中小企業の魅力を多くの学生に発信することを目的として、「学生と描くSDGsプロモーション事業」が行われています。その中で学生が県内企業を訪問・取材し、学生目線で企業のSDGsの取組PR動画を制作するというプロジェクトを行っています。今回は甲南大学チームの田中みゆさんに取材をさせていただきました。 |
SDGsに取り組む企業の魅力
田中さんは今回のプロジェクトに参加して変わったことなどはありますか?
うーん…会社の見え方というか、
SDGsに取り組んでいるかどうかということが会社選択の基準の一つに加わったように感じました。
SDGsが会社選択の基準に加わったということですが、
具体的にどういう変化があったか聞いてもいいですか?
私は今3年生で、これから就職することを考えていかないといけないんですが、今のところ明確に「こういう仕事がしたい!」とかは決まっていなかったんです。
もともと人と関わる仕事をしたいという気持ちを持っていたんですが、広い面で考えたときに、何かSDGsに貢献しているとか、何かの課題解決に取り組んでいる仕事に携われたらいいなという考えに変わったように思います。
仕事に対する考え方が具体的になったような感覚ですかね…?
なんだか、すごく大きな変化のように思いました。
今までは大手企業であったりとか、名前がよく知られている会社を無意識に選択肢にしてしまっていたと思うんですが、今回のプロジェクトで中小企業の魅力をたくさん知ることができました。
名前がよく知られているとかそういう基準じゃなくて、事業内容とかが社会貢献になっている会社に魅力を感じるようになりました。
なるほど…!
お話の始めの方(前編)に「価値観をアップデートする機会になった」ということを言われてましたけど、そこにつながったように思います!
個性を認め合える社会へ
最後の質問なんですが、
この動画プロジェクトを経験して世の中に伝えたいことはありますか?
そうですね…今回グループワークで動画制作に取り組んだんですけど、その中でテーマにしていたことが「それぞれの個性を大切にする」ということでした。
人だから生きてきた環境や境遇、何を経験してきたかとかも違うので、その人がその人の角度でいろんなアイデアや考えを持っているというのを感じました。
グループワークはいろんなアイデアが生まれる分、まとめるのも難しいですよね。
そうなんです。
ただ、全ての個性がぴったりと重なり合うことはないけど「交わるところがある」というのを感じました。
なのでその交わったところをどう伸ばしていくか、ということを意識してあの動画を作ったんです。
人がそれぞれ違うのは前提として、
その違いを活かすことでいいものにしていきたいという感じでしょうか。
そんな感じです!
もっと個性を尊重し合って、自分を自由に表現することがきっと社会にも影響を与えるし、世の中を変えていくために一番大事な要素なんじゃないかな?ということを感じました。
きっとこれは個人単位でも企業単位でも同じことで、自分たちの魅力や個性を発揮して、尊重し合える機会を作ればもっと世の中良くなっていくんじゃないかな?と思います。
あとがき
今回は甲南大学チームで動画プロジェクトに参加された、田中みゆさんに取材をさせていただきました。
学生への取材を通してよく感じることは「SDGsに触れて、考えることがその人に大きな影響を与えている」ということです。
今回の取材の中で田中さんも仰っていましたが、SDGsという言葉はよく耳にするけど、耳にするだけだと他人事で終わってしまうのだと思います。
私自身の生活を振り返ってみても、SDGsという言葉はよく耳にするし、目にします。
でも「それについて考えたり行動することが、今の自分や今の世の中を変えていくことにつながっていく」というところまでは、まだ気づいていない人が大半なんだと思います。
まだまだSDGsに対して他人事になってしまっている世の中ですが、それに触れたり考える人が増えることで、どんどん世の中は変化していくんじゃないかな?と思いました。
今回もいろいろな学びや気付きがあった取材となりました。
田中さん、取材にご協力いただきありがとうございました!