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【丸正運送株式会社】喜びを届ける会社。モノづくりのまち尼崎を物流で支えたい。

みなさんこんにちは、goomee編集部です。
今回は丸正運送株式会社さんのご紹介をさせていただきます。

モノづくりのまち尼崎を、物流で支える会社。
丸正運送株式会社さんは一体どのような会社なのでしょうか…?

丸正運送株式会社さんは”物流で喜びを届けること”をテーマに、地域に密着した運送会社としてご活躍されています。近年は必要なときだけ気軽に発注できる、お手頃料金の新サービスを開始されたとのこと。

HP:http://marusho-express.com/

―早速ですが、事業内容について教えていただけますか。

トラック運送を主体とした総合物流業になります。
一般的な運送業者と違うところが、重たいものを運ぶとか冷蔵物の食品を運ぶとか、何か一つに絞るということをせずに、いろんなことに手をかけています。

これは創業の原点にもある「困っている人を放っておかない」というところに繋がっていて…。
「儲けるために」というよりは、「困っている人がいたら喜んで助ける」ということがうちの会社の強みだと思っています。

―「困っている人を放っておかない」という部分について、そこにはご苦労もたくさんあるかと思いますが、なにか特別な想いがあるのでしょうか。

ここについては理念の部分が強く関わってくると思います。
一言でいうと“他者の喜びが自分の喜びになる”という感覚を、とても大事にしているんです。

例えば「自分がおいしいものを食べるより、自分の子どもがおいしいものを食べて喜んでいる姿を見たい。」というような人とか、それを喜びと感じるような人が集まってくれることで、今の会社があると思っています。

「誰かのために」ということを重荷に感じる人もいると思うんですが、それはお客さんだけじゃなく仲間に対してもそういう気持ちを持てるかどうかが大事だと思っていて、私自身も支え合いの気持ちを持つことで働きやすい環境づくりや誰かの幸せをつくる会社にしていきたいという想いがありますね。

―なるほど…「誰かのために」という気持ちが循環しているというか、お互いに支え合う考え方が土台部分にあるんですね。働きやすい環境づくりという点で、何か取り組みがあればお伺いしても良いですか?

そうですね、お給料的なことで私の父の代から行っていることなんですが、長距離運航のドライバーの方には食事代というか、いわゆる旅費手当を前払いにて現金支給しています。

昔でいうと「結婚したので、給料を増やしたい!」となったときに、「長距離を走って給料を増やす」というような形が一般的でした。
結婚をすると奥さんにお財布を握られてしまうというようなこともあった時代で「せめて長距離をやるなら、眠たいのは仕方ないにしてもおいしいご飯は食べてほしい!」という気持ちから、このような制度が生まれました。

―大変な役割でもそこに楽しみをつくる動きと言うか、従業員の方に喜んでもらうための取り組みを前向きに進められるところが素敵だと思いました!

―少し話は変わるのですが、環境に対して取り組まれていることなどはありますか?

燃費に関してはかなり関心が高いですね。
それは例えば「どんな運転をして、どんなルートを通って…」とかそんなことなんですが、毎週とか半月などで年間の目標を定めて、取り組みの方針であったり、目標に対してどういう取り組みを進めていくかなどを話し合っています。

その他私たちは物流パートナーシップ宣言というものを掲げていて、いわゆる輸送効率を上げるような取り組みを行っています。
例えば「ミルクラン」という方法で、配送先が同じお客様のところには私たちが荷物をひとまとめにして送ったり。
メーカーが違うから違うトラックで集荷、配送に行くというのではなくて、私たちがひとまとめにしてトラック一台で配送をしたりすることで、全体的な輸送効率・コストを下げる動きをしています。

尼崎に出るような貨物なら、私たちに依頼をしてもらうことで効率化できるようなご提案をさせていただいています。

―まさに物流で地域の中小企業をサポートされるような取り組みだと感じました。輸送効率を上げて、コストや環境負荷を下げられるのは素晴らしいです!

物流業界では2024年問題というものが言われていて、”2030年には現在の35%の荷物が運べなくなる”というような状況になってしまいます。
モノづくりのまちだからこそ、地域の企業にはそういうことを心配せずにモノづくりに専念していただきたいと思いますし、私たちが物流でサポートしていきたい思いがあります。

物流の2024年問題
2024年4月からトラックドライバーの時間外労働の960時間上限規制と改正改善基準告示が適用され、労働時間が短くなることで輸送能力が不足し、「モノが運べなくなる」可能性が懸念されており、このことを「物流の2024年問題」といいます。

―事業を行う上で大切にされている想いのようなものがあれば教えていただきたいです。

やはり「周りの人に喜んでもらう」ということが一番ですね。
その他従業員のみなさんには、自分たちの普段の仕事が地域や社会の役に立っているという実感を持ってもらいたいという風に感じています。

私たちは地域のつながりを大切にしていて、尼崎市の市民祭りにブースを出展してトラックを使ってもらったりということも行っています。
お祭りに参加されている小さなお子さんなどに、トラックの乗車体験をしてもらったりするんですが、私たちにとっては当たり前のトラックでも、地域のお子さんやお母さんからすると「こんなに大きなトラックに乗っているんだ!」というような感動があるようで、喜ばれています。

他にも子どもミュージアムプロジェクトというものに参画をしていて、世の中から事故を無くそう!という取り組みをしています。
私たちが頑張っている姿や自分たちの笑顔を通して、笑顔があふれる世の中にしていきたいというような思いがありますね。

―”物流で喜びを届ける”ということがとてもよく感じられるお話でした。最後になにか世の中に伝えたいことがあれば教えていただきたいです。

これは私の仕事観・人生観になるんですが、「情けは人の為ならず」という言葉を大切にしています。
人に喜んでもらうとかというのは、人によっては「損」と感じられる方がいるかもしれません。
「自分たちがしんどい思いをして、なぜそんなことをするの?」というような感覚になる方もきっといると思います。

それでも私は自分たちが誰かのために尽くすことで、周りに笑顔を作れたりいい影響を広げられたりとか、そういうところから得られる「やっていてよかったな」という経験には特別なものがあると思っています。

それはいわゆる生き甲斐とか、仕事のやりがいとかそのような話につながると思うのですが、個人としても会社としても「誰かに必要とされる」存在でありたいと思っています。

goomee編集の声

goomee編集:大久保
今回お話をさせていただく中で、橋本社長のお人柄をとてもよく感じることができました。
会社を働きやすい環境にするために、従業員が意見を出し合ったり「みんなで”喜び”をつくるためにどうするか」を考え、実行されているような印象を受けました。
尼崎を物流で支える会社、今後のご活躍が楽しみです!
丸正運送株式会社
1965年4月1日
一般貨物運送事業 、貨物利用運送事業 、軽車両等運送事業
〒660-0072 兵庫県尼崎市大庄川田町48番地
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