本文までスキップする

「学生目線」って実際どうなの?企業HP診断を体験した学生に聞いてみた

みなさんこんにちは、goomee編集部です。

goomeeでは新たに「学生による企業HP 診断サービス」を開始しました。

今回は、実際に企業HP診断に参加いただいた特定非営利活動法人学生団体スピカの鳥居彩人さんと轟千桜音さんに、診断前に感じていたこと、実際に参加してみた感想、企業ホームページを見るときに注目したポイントなどを伺いました。

学生自身は、企業HP診断をどのように感じたのでしょうか。

▲「学生による企業HP診断サービス」の詳細についてはこちら
左:代表 鳥居 彩人さん 右:轟 千桜音さん

特定非営利活動法人 学生団体スピカ

2022 年8月に任意団体として設立され、神戸市長田区を拠点に、学生主体で子どもの居場所づくりに取り組む学生団体です。
2025年12月には特定非営利活動法人の法人格を取得し、子ども食堂や学習支援事業を展開しながら、子ども支援の拡充を目指しています。
学生団体スピカ|子どもの居場所「いちばんぼし」

「本当に大学生の意見に価値があるの?」と最初は不安だった


―今回、企業HP診断サービスを実際に利用してみて、どのように感じましたか?

goomee編集:中村
まず、今回の企業HP診断に参加していただいたきっかけを教えてください。
鳥居さん
ちょうど僕らの団体でも協賛先を探し始めていた時期で、ほかの会社からもお話をいただいていました。
ただ、イベントへの参加など、僕らの今の体制では対応が難しい内容もあったんです。
今回goomeeさんからいただいたお話は、「学生の立場で企業のホームページを見る」というものだったので、「これなら僕らでも協力できそうだな」と思ったのがきっかけです。
goomee編集:中村
学生団体として無理なく協力できて、なおかつ学生の視点を生かせる内容だったことが参加のきっかけだったんですね。
では、サービスそのものについては、最初から「これは企業に役立ちそう」と感じていましたか?
鳥居さん
そこは正直、最初は分からなかったです。
「一定のニーズはあるのかな」と思う一方で、「ホームページを見るなら、デザイナーさんに見てもらえばいいんじゃないかな」とも思っていました。
学生が見ることに、どこまでサービスとして価値があるんだろう、という疑問はありましたね。
轟さん
私も似ています。
「大学生に、企業さんから求められるようなことが本当にできるのかな」と思っていました。
学生目線で見るという話を聞いて「なるほど」とは思ったんですけど、普通の大学生が企業さんに提供できるくらいの意見を出せるのかな、という不安はありました。
goomee編集:中村
お二人とも「学生目線という考え方は分かるけれど、それが企業にとってどこまで価値になるんだろう」というところには、最初は疑問があったんですね。

実際に診断してみると、「何を見ればいいか」が分かりやすかった

goomee編集:中村
そうした不安がある中で、実際に企業HP診断をやってみてどうでしたか?
鳥居さん
やってみると、アンケートの項目がかなりしっかり分けられていたので、回答しやすかったです。
「この項目について考えればいいんだ」というのが分かるので、最初に思っていたよりやりやすかったですね。
最初は「ちゃんとできるかな」と思っていたので、終わってみると「ちゃんとできてよかった」とひと安心しました。
轟さん
私は最初、「自由記述がある」と聞いて、「何を書けばいいか分からなくなりそう」と思っていました。
でも実際にフォームを開いてみると、「この部分を見てどう思いましたか」というように項目が分かれていたので、すごく答えやすかったです。
goomee編集:中村
「ホームページについて自由に意見をください」だけだと難しいけれど、見るポイントが整理されていることで、専門的な知識がなくても自分が感じたことを言葉にしやすかったということですね。
轟さん
そうですね。
あと、私はまだ就活を全然始めていないので、企業さんのホームページをちゃんと見るのが今回ほぼ初めてだったんです。
採用ページの中までしっかり見たこともなかったので、自分自身の学びとしても「やってよかったな」「面白かったな」と思いました。

同じホームページを見ても、二人が注目した場所はまったく違った

goomee編集:中村
今回、企業ホームページを見るときに特に注目したところはありますか?
轟さん
私はデザインをするのが好きなので、全体でどんな色を使っているのかとか、どんな雰囲気で構成されているのかをよく見ていました。
あとは、「ここをクリックしてほしいんだろうな」というところが、ちゃんとクリックしたくなる見せ方になっているかも気になりました。
それから社員さんのインタビューですね。
社員さんの顔が見えると安心感があるので、写真やインタビューを見ながら「どんな雰囲気の会社なのかな」というのを見ていました。
goomee編集:中村
轟さんは、色やデザインだけではなくて、「学生が自然と次の情報を見たくなるか」「社員の顔から会社の雰囲気を感じられるか」というところまで見ていたんですね。
鳥居さんはいかがでしたか?
鳥居さん
僕はデザインよりも、どちらかというと構成を見ていました。
必要なコンテンツがちゃんとあるのかとか、知りたい情報まで何回クリックしないといけないのかとか。
「自分がこの会社で何をするのか」「それに対して待遇はどうなのか」という情報を見たいタイプなので、そういうものが早い段階で出てきてくれると楽だな、と思いながら見ていました。
goomee編集:中村
成程。
同じ企業ホームページを見ても、轟さんは「色・写真・雰囲気・クリックしたくなる見せ方」を見ていて、鳥居さんは「情報の構成・導線・仕事内容や待遇」を見ている
「学生目線」と一言で言っても、学生によって注目するポイント自体が違うということですね。
鳥居さん
そうですね。それは実際にやってみて感じました。

診断する側の学生にも「企業を見る視点」が生まれた

goomee編集:中村
今回の診断を通して、お二人自身にも何か気づきや学びはありましたか?
鳥居さん
ありましたね。
診断やディスカッションでほかの学生の回答を聞いていると、「うちの団体のホームページもまずいな」と思いました(笑)。
ホームページのデザイン自体は轟さんが作ってくれたんですけど、コンテンツを組み立てているのは僕なので。
ほかの人の意見を聞きながら、「自分たちのホームページもしっかり作り直した方がいいな」と思いました。
goomee編集:中村
企業のホームページを診断することが、逆に自分たちのホームページを振り返るきっかけにもなったんですね。
轟さんはいかがでしたか?
轟さん
私は最初、企業ホームページを開いたときに「どこを見ればいいんだろう」と思ったんです。
でもメニューやページ一覧を見ながら中に入っていくと、「このページを見れば、自分が欲しい情報が分かるんだ」ということが初めて分かりました。
最初は、ホームページを開けば企業理念とかもすぐに書いてあるのかなと思っていたんです。
実際には、もう少し中のページに入ったところに、その企業が何を目指しているのかが書かれていたりして。
今後もし就職活動をするなら、企業のホームページを開いて終わりじゃなくて、「もう少し中まで見てみよう」と思うようになりました。
goomee編集:中村
企業を診断することが、学生自身にとっても「企業ホームページの見方を知る機会」になったんですね。
企業にとっては学生から率直な意見を得られて、学生にとっては今まで知らなかった企業や仕事を知り、企業を見る視点を持つきっかけになる。
双方に違った気づきが生まれているのは、この診断の面白いところだと感じます。

これからサービスを利用する企業に向けて

goomee編集:中村
最後に、実際に診断してみた立場からこのサービスについてどのように感じましたか?
鳥居さん
僕自身、診断するときには「学生って多分こういうところを見るんだろうな」と想像しながら見ていた部分もあったんです。
でも、ディスカッションで実際にほかの学生の話を聞くと、意外と自分とは違うんですよね。
だから企業さんが自分たちだけでホームページをチェックしても、実際の学生の感覚とは違う部分が結構出てくるんだろうなと思いました。
そういう意味では、実際の学生の声を集められるというのは、すごく「いいところを突いているサービス」だと思います。
実際にやってみて、「確かにこれはいいかもしれないな」と感じました。
goomee編集:中村
鳥居さん自身も学生なのに、自分が想像していた「学生の見方」と、ほかの学生が実際に感じたことが違っていた。
それを考えると、企業側だけで「学生ならこう思うはず」と想像するのは、さらに難しいのかもしれませんね。
鳥居さん
そう思います。
同じ学生でも価値観や見るところは違いますからね。
goomee編集:中村
轟さんは、実際に参加してみてどう感じましたか?
轟さん
私は、専門的なことを分かっていないからこそ出せる「素朴な意見」があるんじゃないかなと思いました。
詳しく知っている人だったら、ホームページに書いていないことでも、自分の知識で想像して補ってしまうことがあると思うんです。
でも私たちは、何も知らない普通の大学生なので。
だからこそ、その業界や企業に慣れている人たちが気づかないところに気づいたり、「ここが分からない」という素朴な意見を出したりできる。
そこが、この診断のいいところなのかなと思います。
goomee編集:中村
まさに「詳しくないこと」自体が、一つの価値になるということですね。
企業の担当者であれば当然知っていることでも、初めてその会社を知る学生には分からない。
そのとき学生が知識で補わず、「ホームページを見ただけで何が分かったのか」「逆に何が分からなかったのか」をそのまま返してくれる。
これは、「企業が伝えたいこと」と「学生に実際に伝わったこと」のズレを確認するうえで、とても大切な視点だと感じました。

goomee編集部の声

goomee編集:中村
今回のお話を聞いて印象的だったのは、同じ学生でもホームページを見るポイントがかなり違っていたことですね。鳥居さんは「必要な情報があるか」「知りたい情報までたどり着きやすいか」を見ていて、轟さんは色使いや写真、社員の表情などから会社の雰囲気を見ていました。
goomee編集:田淵
そうですね。
「学生目線」と一言でいっても、実際には一つではないことがよく分かりました。
企業が想定している見られ方とは違うところに注目する学生もいる。
だからこそ、複数の学生に実際にホームページを見てもらう意味があるのだと思います。
goomee編集:中村
鳥居さんも、ほかの学生の意見を聞くと、自分が想像していた「学生ならこう見るだろう」という考えと違う部分があったと話していました。
学生同士でも意見が違うというのは面白い発見でした。
goomee編集:田淵
そうですね。
今回のインタビューを通して、企業HP診断は単にホームページに点数を付けるものではなく、「企業が伝えたいこと」と「学生が実際に受け取ったこと」の違いを見つけるものだと改めて感じました。
「自社の魅力は、本当に学生に伝わっているのか」「学生はどこを見て、どんなことを感じているのか」。
実際の学生の声を聞くことは、ホームページや採用情報を見直す一つのきっかけになりますよね。
Special ContentsSpecial Contents