【株式会社エトゥールグループホールディングス】部署間の壁を無くすことで、見えてくるもの。
みなさんこんにちは、goomee編集部です。
今回は株式会社エトゥールグループホールディングスさんのご紹介をさせていただきます。
エトゥールグループホールディングスさんでは、様々な事業を展開されているのですが「部署間の壁をなくすこと」で、働きやすい環境を実現されているとのこと。
一体そこにはどのような働き方があるのでしょうか…?
株式会社エトゥールグループホールディングスは兵庫県尼崎市に本社を構え、「社員の幸せと働く環境の充実こそが、企業の強さでもありお客様へのサービスや満足につながる」というお考えのもと、農産業・飲食業・介護福祉など様々な事業を展開されています。 |
部署間の壁を無くすことで見えてくるもの
―エトゥールグループホールディングスさんでは、そこで働く従業員の幸せに重点を置いているような印象を受けたのですが、働きやすさをつくるための工夫について教えていただけますか?
弊社には様々な部署があります。
具体的には、農作・レストラン・介護事業部などですね。
私たちの基本的な考えとして、「部署間の壁を無くそう」ということに取り組んでいます。
それは例えば、レストランで働いているスタッフもワインの醸造に関わったりとか、レストランの人手が不足している時は畑のチームが助けに行ったりとか…部署間で連携して、助け合いながら事業活動をしています。
―それはすごいですね…!イメージではそれぞれの部署でやることが違っていたり、大変なことが多そうですが「壁をなくす」という動きはスムーズにいくものなのでしょうか?
そうですね…レストランとワインの醸造について言うと、しっかりと関連性があったりします。
普段の業務から離れることで見えてくることであったり、リフレッシュの意味合いも兼ねて違うことをしてみたり…
部署間の壁を無くして行き来をすることで、コミュニケーションが円滑になり、一つのチームとして機能できるようになるんです。
これをするとご質問にもあったように、普段やらない仕事をするわけなので覚えることもあるわけですが、そこは受け入れる側が「どうやって教えればうまくいくのか」など、新入社員を迎え入れるような気持ちで、丁寧に教え合うような雰囲気づくりを行っています。
―グループ全体で助け合いの形をつくることで、課題解決につなげているんですね!
レストラン経営をしていると、人員不足の問題が起きたりします。
そうなるとお客様に満足のいくサービスを提供できなかったり、人員不足の中で働いてくれるスタッフにも負担がかかってしまいますよね。
部署間でお互いにサポートし合う土台を作ることで、人員不足という状況を減らすことが出来ますし、スタッフにとっても普段と違う環境で違う仕事に触れられるので、気分転換ができるのではないかな、と考えています。
グループ内でのシナジーで独自の価値提供を行う
―社内で助け合いの土台をつくるということもそうだと思いますが、その他に顧客満足をつくるために意識されていることや取り組みがあれば教えていただきたいです。
先ほどもお話させていただいたように、グループ内で介護・飲食・農業の事業を行っていて、その中でシナジー効果を生むことを取り組みとして行っています。
例えばグループ内で生産されたお米や野菜を、グループ内のレストランや介護事業での食事として提供したりなど。
自社で循環させることで無農薬の野菜をお客様に提供することができたり、野菜を育てる過程からお客様に届くところまで、全てにこだわれることが強みだと思っています。
グループで提供する食事については、なるべく自社米・自社野菜を利用する。
全てが自社製というわけではないですが、イチから自分たちでこだわったものを提供できるので、そこに価値があるのではないかな?と考えています。
―すごいですね…!グループ内で綺麗に循環が出来上がっているように感じました。
農業に携わっている人も、直接お客さんの反応が見れたりするのでやりがいにもつながりそうです!
Co2削減と自然の循環をつなぐ
―グループで様々な部署があるとのことでしたが、環境に対して実践されていることなどはありますか?
今一番大きく取り組んでいることとして、農業法人でのCo2排出量を減らすということですかね。
農業を行う中で草刈りとか、剪定の手順で結構草や枝が出てきます。
今までは燃やしたり、そのまま放置して腐らせたりしていたんですが、とある大学の教授からカーボンニュートラルについていろいろ教えていただいたのがきっかけで、木の枝などは炭化させて畑に戻すという取り組みをしています。
ブドウの枝については何トンなどの単位で大量に出てくるのですが、これを炭化させることで、放置して腐らせるよりもCo2を削減させることが出来るんです。
今まで腐らせて捨てていたものを、炭化させて土づくりに利用する。
そうすることでブドウの木や野菜にとっても良いですし、環境の面で見てもCo2の削減に繋がったりと
とてもいい効果が出ていると思っています。
さらにそこで採れた野菜に「〇キロCo2を削減してつくった野菜です」というシールを貼って
販売するようなことを行っていて、そこで採れた野菜を買うことでCo2削減の活動に参加できるような仕組みとして動かしています。
―それはおもしろいですね!消費者が手軽に環境への取り組みに参加できる仕組みが素敵だと思いました。
最後になるのですが、世の中に対して伝えたいことなどはありますか?
私は仕事をしていく中で「働きにくい環境」というのを作りたくないと思っています。
私たちは人を大切にするというところを第一に事業を行っているのですが、世の中にいろんな会社がありますよね。
「働きにくさ」の中にも人間関係であったりいろんな要因があると思うんですが、とにかく私の会社については「気持ちよく働ける場所をつくりたい」そんな風に考えています。
goomee編集の声
農産業と飲食業のつながりはなんとなくイメージできるのですが、福祉事業ともつながりをもたせて、グループ独自の価値提供を行っているところは凄いと感じました。
ブドウの木など、それまでの処理方法に対して「もっといい方法があるんじゃないか」と、疑問を持つことや、それを改善していく動きはまさにサステナブルな取り組みだと感じました!今後のご活躍が楽しみです!