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【goomee×大手前大学】発酵食品と就労支援でつくる新たなつながり。川西市『cafe muku』の"いま"。
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みなさんこんにちは、goomee編集部です。
近年、日本では和室のある住まいが減少傾向にあるようです。
そんな中、畳(たたみ)や襖(ふすま)障子(しょうじ)のリフォームを通じて和の文化を継承し「快適な生活空間の提案」をする企業が兵庫県の伊丹市にありました。
今回は、畳・襖・住まいのリフォームを手掛ける、株式会社あたらしさんをご紹介したいと思います。
株式会社あたらし は、畳や襖障子、網戸の製造・リフォームを中心に、住まいのリフォーム全般を手掛ける会社です。 自社施工による迅速かつ丁寧なサービスが特徴で、近畿(2府6県)をはじめ、全国にグループ会社を持つため、幅広いエリアでの対応が可能とのこと。 |
―御社のサービスについて教えていただけますか。
私たちは、畳や襖、障子、網戸のリフォームを専門に行う会社です。
近畿地方を拠点としているのですが、全国にグループ会社があるので、青森から九州まで幅広く対応することが出来ます。
また、お客様のご要望に応じて、襖一本、網戸一本、障子一本、畳一帖からでも丁寧に対応する姿勢を貫いています。
すべての施工を自社で行い、最短即日で畳の張替えを完了させることができる機動力も、私たちの強みの一つですね。
―「迅速、丁寧。」が強みなんですね!
これは素朴な疑問なのですが、修理よりも新調した方が早く綺麗に仕上げることができる場合もあると思います。あたらしさんにはリフォームへの特別な想いなどがあるのでしょうか。
まず、新調よりリフォームが良いポイントなんですけど、「畳や襖はお家によって規格が違う」ということが理由の一つとしてあります。
さらに、骨組みや土台の部分がしっかりしていれば、表面上のものさえ綺麗に貼り換えをすれば長く使えるものなので、なるべくリフォームをおすすめしているという感じですね。
これは私たちの想いの部分になるかもしれないんですが、畳や襖など「古くなったから、すべて新しくする。」というよりは、「リフォームしながら、長く使っていただきたい。」という気持ちがあるんです。
畳や襖は人々の生活を支え、歴史や思い出を刻んできた大切な存在だと考えていて…。
だからこそ、「古くなったからすべて新しくする」のではなく、「リフォームをして長く使う」ことに価値があると考えています。
―なるほど…。単なる畳のリフォームではなく、畳や襖に宿る”思い出”をこれからへつないでいく仕事でもあるんですね!
さらにサービスについて、私たちは畳を張り替えるだけでなく、生活スタイルに合わせたご提案なども行っています。
たとえば”い草の香りがリラックス効果をもたらすこと”や”畳のクッション性が小さなお子様のいる家庭に適していること”など、専門的な知識を活かして、お客様に合わせたより快適な和の空間をご提案しています。
―畳にもいろいろな素材や種類がありますもんね。
これまで”和室の在り方”について考えたことは無かったですが、家族や生活に合わせて最適な提案をしてくれるのは嬉しいですね!
―ここ最近では「和室のある住まいが減ってきている」という話を耳にしたのですが、あたらしさんとしてはいろいろと感じることが多いのではないでしょうか。
そうですね…ここについては私たちだけじゃなくて、業界の課題として一番に浮かんでくる部分だと思います。
そういう背景もあって、私たちはこれからいろんな企業の方とつながりたいと思っているんです。
私たちの知識や経験と、それとは違った何かを掛け合わせることによって、世の中にあたらしい価値を提供できたらいいなと考えています。
私たちは和室や畳の素晴らしさをとてもよく知っていますし、「心地良い空間」をつくるために、「和」をベースとしたご提案ができると考えています。
“くつろぎ”や”癒し”というのは、私たちの生活には欠かせないものだと思います。
伝統的な素材と現代技術を融合させた新しい空間づくりなど、畳や襖を軸にした新たな可能性を、日本の文化を残していきたいという想いのある方々と、いろんな方と力を合わせながら探求していきたいですね。
―最後に「これからどんな未来にしていきたいか」など、あたらしさんがこれから実現していきたいことのイメージがあれば教えていただきたいです。
私たちには、日本に和室の文化を残していきたいという想いがあります。
先ほどのご質問にもあったように、最近では「和室が無い家」が増えてきているのですが、そんな現状の中でも和室や畳の魅力を知っている私たちだからこそ、できることがきっとあると思うんです。
「家に帰ったら、寝転びたくなるようなくつろぎの空間がある。」って素敵じゃないですか。
畳の香りや風合いなど、和室にしかだせない癒しであったり、和室そのものが日本からなくなっていくのは本当に寂しいと感じるんです。
「和の文化を後世に残したい」というと、すごく大きなことのように感じて気が引けてしまうのですが…(笑)
日本らしいくつろぎの空間を守りながら、時代に合わせた新たな価値を生み出すこと。
和室の持つ魅力を最大限に引き出すこと。
それがこれからの日本に「和」の空間を引き継いでいくための、私たちの使命だと思っています。