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コミュニティFM局と企業が地域で共存すること。

みなさんこんにちはgoomee編集部、藤田です。ラジオグミサービスが出来た経緯と目指していることに少し触れておきたいと思います。

ラジオグミは尼崎市にあります「みんなのあま咲き放送局」様との出会いからスタートしました。当初尼崎市の補助金で運営していたFM尼崎が昨年3月に費用対効果が見込めないと、突然の閉局となりましたが、三宅奈緒子さんをはじめとする7人のパーソナリティが、このまま地域情報発信拠点を失ってはいけないと立上り、自分たちで運営しようと活動を開始されました。

当然、開局のための費用など全く見えてないなか、今まで20年以上の地域FMでの繋がりを活かし様々な企業にスポンサリングのお願いに回る日々であったと思います。そんなさなかに、私にも同様にスポンサーの依頼にお越しになられたのが今年の5月、依頼を受けた際、この切り口だと多くの企業にお金を募るは難しいのではないかな。。。と

中学生くらいに初めて自分の采配で番組の選択をできるメディア、世の中と繋がってることを実感したFM放送との出会いを思い出して、これ、なんとかならないのかなぁ。と思いはじめてしまいました。

放送局ではなく制作会社という設定

もう企業のお金と交換するために差し出すものは、企業の成長につながるコンテンツでしかないと私は思いました。

実際スポンサーモデルは、最低でも多くの方が視聴しているということとの交換であって、実際そこは表現として、難しい部分もある、であれば、放送局ではなく「制作会社」ですと言い切ったらどうでしょうかとご提案しました。もちろん放送局であることに違いないのですが、企業へのプレゼンテーションの際の設定として、言い切った方がいいという考えです。

それは、放送局には様々な資源があることに気がついたからです。 なんといっても地域の企業やそこではたらく人とのつながりがあることです。 

特に、みんなのあま咲放送局の三宅奈緒子さんは、私も含めそこらへんの社長よりよっぽど地域の人々、会社と繋がっておられるし、これまでに「取材先」となった企業に関しては、かなり深いところまでよくご存じで。。このスゴイ財産を活かさずしてどうすると。

goomeeとの相性良すぎ

さらには、インタビューのプロ、パーソナリティ、音声の録音設備、編集機能、録画設備。。。ラジオ放送という発信まで! しかも日本全国にある!

goomeeの名前もまだ決まってない時点で、これ相性良すぎでしょ!と思い、あま咲き放送局さんにコンテンツ制作をお願いするサービスモデルをつくることにしました。

地域の会社との接触は、当社であったり、放送局であったり様々として、対象者様にスタジオにお越し頂き、パーソナリティにインタビュー番組を構成してもらい、その音声を我々に頂き、WEBメディア、Podcast、YouTubeを中心に発信、少ししたら、FMラジオでも発信、さらにはそれを対象者自らホームページやSNSにシェア頂き、拡散していく、名刺や採用サイト、ハローワークのプロフィールにリンクを貼ったり。。。

このサービスを Radio goomee ラジオグミと命名し、単なるインタビューではなくて、ラジオ番組のスタイルで、決められた対象者の「人柄」までも伝えるような「やりとり」を特徴にして作っていこうと。

番組自体がめちゃ面白いのはさらにグッド!

さらに、あま咲き放送局さんとの中で、goomeeが関わることの価値を高めてくれる要素として特筆しておきたいのは、放送局としての柱、番組自体がおもしろいこと!

開局前、正直あまり考えてもいなかったのですが(スミマセン!)、特に開局に合わせて、三宅さんがプロデュース、準備されてきた、住人(三宅さんがスカウトした35人が交代で)がパーソナリティをつとめる「あつまれ!あまびとたち!」は、個人的にランチタイムの楽しみになっています。

地域企業の発信を地域自体のブランディングに

コミュニティFM局と地域企業そして私たちgoomee、だれもムリすることなく、地域企業が成長のためのサービスを利用するだけで、地域にコミュニティFM局を維持し続けることができるってカッコよくないでしょうか。 

もともと自治体が阪神大震災以降に災害時の影響を受けにくい情報発信拠点として作ろうと各地に立ち上げましたが、約20年が過ぎて、費用対効果が得られないと行政からの補助金モデルが成立せずとして、閉局という流れがあります。 50年に一回しか起きない大災害のために作ったのに20年くらいで閉局かぁと思いますね。

地域として、誰もムリしない維持発展モデルを稼働させれば、地域としてのブランディングになります。

地域の企業が成長しながら、地域自体のBCP、もちろん自身の企業やそこではたらく人たちの安全安心をつくるという、まさにサステナビリティをつくる、「自然とそうなってる」(これ、私の中で最も大切なサステナ時代のキーワード)にこれから世の中の注目は集まります。

ラジオグミ・goomeeが目指すのはこのモデルを尼崎市から全国へ広げていきたいと考えております。

コミュニティFM局の経営問題は、日本全国であります。 このモデルであれば全国のナイスな会社がgoomeeの中でつながったり、goomeeを見てくださっている方がご自身の地域だけでなく遠くの会社にご興味を持ってくださったり、そんなプラットフォームにしていきたいと考えています。

みんなのあま咲き放送局開局、goomee誕生までのストーリー

ABC朝日放送 「ニュースおかえり」の特集にて放送されました

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