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SDGs営業戦略、「由来」の追求が差別化をつくる。

社会をつなぐしごと。

皆さんこんにちは、goomee編集部です。
地域企業が取り組む Green &well-beingを発信し地域のサステナビリティをつくるWebメディアです。

昨日、録画していたNHKクローズアップ現代「再エネビジネスの”ゆがみ”~脱炭素社会の裏で~」を見ました。 野建て太陽光発電システム施工による地盤崩壊被害や、バイオマス発電のウッドサンプル詐欺など、まあ色々一時間に詰め込んでありました。
知っているものもありましたが、大変面白かったです。
2時間スペシャルにしてほしいくらいです。

ストーリー(背景)の戦いへ移行します。

様々な業界に関わる全ての人にとってここから先は商品ではなく、ストーリーメーカーが勝てる時代になるんだろうと思います。

この提案はどういうストーリー(背景)を纏っているのか、長い間、ストーリーを纏わせながら、自社で値段をつけて売っている人たちがいましたね! 例えば、高級ビッグブランド「エルメス」は元々、高級馬具製造工房に由来していてケリーバッグの金額は100万円からスタートでした。
もちろんここへ来るまでに、新しい商品にもストーリーを「重ね」纏わせて販売してきたと思います。

例えばインフラ業界であれば、家庭や職場、街中や国全体のインフラを守ってきたストーリーがあります。 国民のほとんどが利用していて利用しないとは生活できないと理解しています。

ここからインフラ業界が「エルメス」=「自分で値段をつけられる」業界になるためには、どんなストーリーを「重ね纏わせる」のかにかかっているのではないかなと思います。

何を「重ね」纏(まと)わせるのか

答えは簡単で、「お客様の欲しがっているものでありつつも、気づいていないストーリー」でしかないと思います。

とりあえず、ここから1~2年くらいは、自社の活動がいかにSDGsが目指すものに「由来」しているかを、徹底的に検証することからスタートかと思います。 使用している資材の素材を脱炭素化するなど、自身では不可能かと思います。

そういった特別なことをするのではなく、自社及び主なサプライチェーンのSDGs活動の状況や目標など、最終的にはもっと詳細な現状把握を徹底的に行うべきかと思います。

とにかく開発目標に沿った事柄をどんな小さなことでも良いので、出来るだけ多く洗い出すことが大切かと思います。もちろん環境のことだけではありません、仕入れ先の労働環境はどんなだろうか、どんなトラックで運ばれているのか、その距離は、関係する会社は、どんな由来の電力で運営されているのだろうか、これらをとにかくたくさん集めてストーリーをつくれば良いと思います。

例えば、同じ県内でも、提案現場に最も短距離でデリバリーしてくれる仕入れ先を選び、排出CO2を最小にしています。。というストーリーを提案書や見積書に纏わせるといったことで良いと思います。

さらには、そのデリバリー会社がSDGsの社会貢献活動や社員満足度、健康経営活動などに、どのように取り組んでいるかも、加えて良いかと思います。

お客様は考えてもいないかと思いますが、新しい価値(ストーリー)としてこちらから持ち込めば良いと思います。

どこでも、だれでも買えるモノを販売するビジネスをしている業界にとっては、だれも気付いていないストーリーを付加価値として提案することが「金額勝負」ではない世界をつくると思います。

最後までお読み頂いてありがとうございました。

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