【日成化学鍍金工業株式会社】会社の雰囲気を明るく照らすムードメーカーを取材。雰囲気づくりの秘訣とは…?
皆さんの周りにはその場を明るく照らしてくれるような「太陽みたいな人」がいるでしょうか。その人がいるだけでどこかその場の雰囲気が明るくなり、自然とその場に笑顔をつくりだしてくれる。そんなムードメーカーはどんな場面でも貴重な存在だと思います。今回、日成化学鍍金工業株式会社 中島 秀和 社長の推薦で、約10年間パート従業員として勤務をされている笈西知枝(おいにし ちえ)さんにお話しを伺うことができました。
―この度はインタビューにご協力いただきありがとうございます。中島社長から現場の雰囲気を明るくしてくれる「ムードメーカー」としてご紹介いただきました。早速ご質問なのですが、笈西さんがコミュケーションで意識していることなどはありますか?
意識というと少しハードルが高くなるんですが、私自身よく喋る方だと思っています(笑)
私が普段から思うことで、お仕事というのは大変なこともたくさんあると思うんですができれば「楽しくできたらいいな」と考えながら働かせていただいています。
お仕事というのは働きに対してお金をいただくことだと思いますし、もちろんしっかりしないといけないんですが、その上で「どうすれば楽しく、明るい雰囲気で働くことができるかな?」ということを心がけています。
若い子でなんとなくいつもより元気がないなと感じたときは「なにかあったの?」というような形で声をかけたりしています。母親目線と言うか、自分の子どもに声をかけるような感覚に近いかもしれませんね…
―すごく周りを見ながら働かれているんですね!声掛けに対しての反応などはいかがですか?
女性だと結構悩みを話してくれたりするんですが、男性はなかなか話してくれなかったり
しますね…ただ最初はあまり話してくれなくても、何回も話しているうちに「嫌なことがあった」とか自分のことを話してくれるようになるんです。
現場での辛さのようなものに対してどれだけしっかりしたアドバイスができているかと聞かれるとあまり自信はないですが、悩みや愚痴なんかがあればそれを聞いてあげるくらいなら私にもできると思っています。それで少しでも皆さんの負担が軽くなったらいいなという気持ちで声かけを続けています。
最初は壁があったりしても関係性ができてくると向こうから「ちょっと聞いてくださいよ!」というような形で話してくれることもありますし、皆さんの様子を見ていて私が気になったりすると少しぐいぐい聞いてしまうこともあります(笑)
―最初は話してくれなかった人が自分から話してくれるようになるのは嬉しいですね…!少し質問が変わりますが、コミュニケーションで新入社員や新しい人が入ってきたときに意識していることなどはありますか?
新しい人が入ってきたときは特に気にして声をかけるようにしています。新しい環境でやっていくというのは不安になることもきっと多いと思います。何かの縁で出会えた人ですし、せっかくなら長く一緒に楽しく働きたいですよね。
なので、できるだけ声掛けをして少しでも不安な気持ちを和らげられたらいいなとは思っています。
―気にかけてくれる先輩がいるというのはとても心強いと思います。笈西さんはパート従業員として約10年働かれているとお伺いしました。きっと長く続けられる理由というものがあると思うのですがそこについて教えていただけますか?
周りの人たちが私の家族のことをサポートしてくれているような雰囲気があるのでそういうところに働きやすさを感じます。
私は結婚して子どもが生まれてからは働きたくても働けない状態が続いていました。そんなとき知人の紹介がきっかけで働かせていただくことになったのですが、働き始めた当初は子どもが小学校2年生で病気や学校行事などで休まないといけない場面も多かったんです。
急に休まないといけないとなった時に、一緒に働いている人たちには迷惑をかけてしまうのですがそんなときでも私の家族を優先して休ませてくれるんですね。
イメージとしては急に休むってなったときに少しチクッと嫌味を言われたり、雰囲気的に休みにくいというようなことが多いと思うんですが、ここで働いているとそんなことが全くないんです。
私の周り人のアルバイト先の事情とかを聞いていると「休む時は自分で代わりを用意してから休んでね。」とかそんな話もある中で、そういうことが全くないというのはとてもありがたいと感じています。
最近だとコロナの事情なんかもあって、以前だったら「ただの熱」で終わっていたものが感染リスクとかで親も働けなくなってしまったりすると思うんです。
そんな中で事情を快く受け入れてくれるような雰囲気にとても助けられています。
あとはお仕事の内容としても、毎日プレッシャーに追われて仕事をしているとかではないので気持ちの面でも安定して働くことができているというのが大きいと思いますし、無理なく働かせてくれるような環境があるので長く続けられているんじゃないかな?と思います。
―ご家族のことを現場でサポートしてくれるような環境はとても素晴らしいですね!その他、笈西さんが「いい会社だなぁ」と感じるような場面はありますか?
そうですね…現場で働いている社員さんをみていると納期もたくさんある中で周りをしっかり見ながら働かれているのはいつもすごいなと感じています。
上司の方は現場がうまく回るようにきちんと段取りをしてくださって、その中でチームワークをとりながら仕事ができているので、そういう場面をみると「いい会社だなあ」と感じることが多いです。
パートで働いていると目の前の仕事が終わってしまったときに「次どうしよう…」と思う場面もあったりします。
そんな中で新しく仕事を用意してくださったり、自分のお仕事もある中で周りをみながらテキパキお仕事をされている方やチームワークがうまく機能している様子をみると「すごいなあ」と感じます。
―そんな上司の方がいるととても心強いですね!チームワークがうまく機能している現場もすごいと思います。その上司の方以外でも「この人の仕事ぶりに痺れる!」というようなことはありますか?
仕事ぶりでいうとベテランの方の仕事ぶりにはとても感心します。
私はここで働くまでメッキ加工がどのような形でできあがるのか知りませんでした。
単純に加工したいものにサッとつけて出来上がりというようなイメージをしていたんですが、実際はそんな簡単なものではなくて、電圧とか電力を適切なものに設定してさらにその時の気候や気温なんかも計算しながら加工を進めていくんですね。
新人の方とベテランの方とでは仕上がりに差があったりもしますし、メッキ加工は奥が深くて「職人技だな」と感じることが多いです。
―その時の気候や気温も影響してくるのは知らなかったです…まさに職人技ですね。
最後に笈西さん自身で約10年間のお仕事を通して成長や変化を感じる部分があれば教えてください。
成長…といえるかはわかりませんがあまり仕事の中で我を出しすぎるのは良くないと感じました(笑)
普段は自分でもよく話す方だと思うんですが、私にも機嫌や体調が悪いときはあって、そんな時に静かになってしまうと「なんか今日機嫌悪いね」とか言われてしまうことがあります。
私の性格的なところで普段は話しすぎてしまう部分があるのですが、体調が悪いときなどに落差が激しくなるので、周りの人に変に気を使わせてしまっているのかな…?と思います。
周りの方に心配させてしまわないためにもなるべく普段は落ち着いて過ごすのがいいんだなということを学びました。
◆編集の声◆
インタビューしていて安心してお話しできるというか
まさに「ムードメーカー」といった方でしたね。
積極的にコミュニケーションをとってる姿勢が分かるようなインタビューでしたよね。
笈西さんの人柄に助けられた方っていらっしゃると思いますし、新人の立場からすれば気軽にコミュニケーションをとれるベテランの存在はありがたいですよね。
確かにそうですね。
私は、10年間続けられている理由が明確になっていたのが印象的でした。
中島社長もそうですし、会社全体が従業員を大事にしているのが伝わりますよね。
それぞれの事情をここまで快く受け入れてくれるところって珍しいんじゃないでしょうか
中々ないと思いますよ。
私は社員もパートの方をしっかり気にかけているというところが好感を持てました。
パートの方から見ても会社のチームワークが機能していると思ってもらえているところは普段から社員・パート関係なくコミュニケーションをとれている証明だと思いますよ。
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